学校公開と息子の発言

今回はちょっと、息子のことについて書いてみたいと思います。

 

6月、小1の息子の通っている小学校で学校公開がありました。

学校公開とは、文字通り学校を一般に公開して見てもらうというもので、誰でも何年何組でも何時間目からでも覗ける授業参観です。

 

うちの家族にとっては、初めての学校公開で、ワクワクドキドキで息子の居る小学校へ。お休みの日だったこともあり、気合いを入れて1時間目から5時間目まで参観することにしました!

 

お父さんやお母さんたちが沢山見に来て居るので、子どもたちも落ち着かない様子です。

それでもみんな、張り切って、頑張っていて、『一年生ってまだまだ可愛いなー♡』と微笑ましく参観を楽むことが出来たのです。

 

が、肝心のうちの息子は、全く手を上げない…誰でもわかるだろう!というような問いにも無反応……ちゃんと、話しきいてるか?!

 

お昼の休み時間に『なんで手を上げないの?わかってるんでしょ?』と言うと『はずかしんだよ』と言うので、『間違ってても、いいんだよ』『次の授業は今日最後の授業だし、お母さん見てるから、カッコよく手を挙げてね。』とお願いしておきました。

 

さて、最後の5時間目は《道徳》の授業でした。

道徳の本に載っている『かぼちゃの つる』という、ワガママなかぼちゃが主人公のお話しです。

つるを伸ばしたいかぼちゃは、みつばちや犬の注意も聞かず道路を超えて隣のスイカ畑に好き放題つるを伸ばして行くのですが、最後道路を通ったトラックにつるをひかれて、切れてしまって泣きました、というところで、お話は終わっています。

4つの場面に分けて、それぞれかぼちゃがどう思っていたかを先生が質問していきました。

 

息子は手を挙げる気配がありません…さっきから、筆箱つついて遊んでるし……

 

いよいよ最後の、場面で『つるが切れて泣いているかぼちゃは、どう思っていると思いますか?』と先生が子どもたちに質問しました。

色々な意見が上がる中、『みんなの言うことを聞いておけばよかった、もうこんなことしない。と思ってると思います。』と優等生的意見が出たところでまとまった雰囲気です。

 

と、ここで…息子が手をあげました。

最後の最後に、やっと手をあげたのです。

でも、もう他に意見はあるか?

 

『どうせ刈り取られるから、まあいいかと思っていると思います。』

 

息子は私の方に向いて、ドヤ顔でガッツポーズをしています……

先生も『まあ、そう思ったかもしれないね、ハハハ』とどう言っていいかわからない感じになったところで、チャイムが鳴り授業は終わりました。

 

学校から帰ってから『切れたつるがまた伸びてきたら、かぼちゃはどうすると思う?』と息子に聞いたところ、『今度は自分の畑から出ないと思う』と言っていたので、お話の意図は理解していたようで、ちょっとホッとしましたが、、、超立ち直りの早い性格の息子らしい発言でした。

まあ、それを確認出来てよかったです。

 

おもしろい、学校公開でした。